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ロマンについて

これを読むにあたって皆様に貴重な時間の10分を頂きたい。
御紹介遅れました。私は語り部です。10分立てば私は大人しく退散します。
どうか、ブラウザを切らずにお進み下さい。

今日はロマンの話をしましょう。

ロマン。
言葉にして実に定義の図れない言葉です。ロマンと聞いて何を想像されますか？

私は言う「空を飛ぶこと」です。
僕は言う「あの娘とやりて～」だ。
俺様は「世界を征服する」こと。なんてその分野やたるや非常に老若男女様々です。

ここで辞書を引かせて頂くことを許して欲しい。
そう、文学的なアプローチからすれば、なんとロマンとは「ローマ人」の意を表わす事を起源と言われている。
ローマは、キリスト教を国教として、ヨーロッパでも強大な力を誇る文化大国でしたから、周辺諸国からは憧れの的でした。

しかし、どうでしょう？
現代の我々におけるローマの物ってすごい！ステキ！人々は高い価値を見出しているでしょうか？
そりゃあ日本人はなかなかどうして海外旅行でローマの美しさに惹かれるかもしれないが、先に出た「空を飛ぶこと」「あの娘とやりて～」「世界を征服する」なんて夢物語の空想にローマ人を重ねられる人がいるでしょうか？

否。ロマンの本質を理解しえて追い求めている人なんてほとんどいないでしょう。

ではどうして私たちは今日までローマ人を表わすロマンなる物を追い求めているのでしょうか？

それは私たちが人間だからです。
ロマンとは演劇や芸術、哲学に見られるように、恋愛の機微、闘う男、物語性、壮大な自然といったように、人間の感情を激しく美しく描く文化です。
そしてローマ人を敬う対象と今日私たちが夢見る対象とが唯一合致する共通点は、私たちが人間だからなのです。

うむ、納得いきませんか？
それではこうしましょう。
これから私はある烏合の衆の話を持ちかけます。
そこで私の話し終えた時に皆様方にスタンディングオベーションをプレゼントして差し上げます。

それでは一度区切りますね。

宇田多君

まずはこのパートの主人公である宇田多君。


彼は非常に融通が利かない男です。

そんな男が何故主人公なのか？だって。
それはロマンティックなシナリオを構成だてるのに必要不可欠だからです。
考えてもみてください。
ラブストーリーの主人公とヒロインが最初からラブラブでパーフェクトなカップルで最終回もラブラブにハッピーエンドを迎えたところで視聴者は満足するでしょうか？
面白くないでしょう？だから何の変哲もない、いや寧ろ周りから劣等感を抱く駄目人間が決起して事態を覆すサクセスストーリーに我々は人間ドラマにロマンを抱くのです。

そんな男、宇田多君がパチンコに行きました。案の定負けます。やけっぱちになった宇田多君は寿司屋に行きます。すごく悔しい。「おやじ、金皿全部持ってこい」やけ食いです。男泣きです。そして性懲りも無くまた行くんですよ。パチンコ屋に。そして案の定負債は積みあがっていきます。

どうです皆さん？どうしようもない駄目人間でしょう？
しかしこのやけっぱちに火がついたんでしょうね。財布の紐が緩んだ彼に友人の佐藤君がWii話を持ちかけられて思わず乗ってしまいました。

ちなみにこの冴えない男、佐藤君
そうですね。例えるなら上司と部下に板ばさみにされた中間管理職って所でしょうか。部下からも信頼を得られず、上司から不正取引の尻拭いに利用される都合の良いマリオネットのような人物ですよ。それで心が荒んでしまったんです。だから友人である宇田多君も厭わず奈落へ招待状を突きつけたんです。

ただし、この話はここから一気に好転していくのです。
誘いに乗った宇田多君はWiiのソフトにマリオを買ったんです。
皆さんご存知ですよね？そうです、マリオシリーズは全世界2億6000万本以上の売上を誇り、ゲーム史上世界で最も知られているゲームキャラクターとして、ギネスブックにも登記されています。

え、古い？いいえ、皆さん侮ってはいけません。Wiiのマリオはちょっと勝手が違っています。

その前にお話しておかなければならない事があります。
宇田多君と佐藤君の他に、実はこの日2人の登場人物が存在します。ここではとりあえず名前だけ申しておきましょう。

澤村君と駕酒君です

この2人を含めた4人は高校からの友人でしてまぁ会う頻度は少なくなってはいますがクサレ縁で繋がれた仲です。

そこでWiiマリオです。あの往年の横スクロールアクションゲームをなんと4人同時進行できる訳です。
例えばあの届かなかった旗を取る為に己を犠牲にして踏み台になる美学もこの世界で仮想されます。「俺はいいから先に行け」と実にロマンに溢れますね。

何？不満ですか？
それでは次のお話を致しましょう。

駕酒君

このパートの主人公は駕酒君です。
その前に彼のスペックを御紹介しておきましょう。

言わば熱すぎて寒い男でしょう。

今現在、新聞やニュースに取り沙汰されている単語に「若者離れ」をよく目にすると思います。「タバコ離れ」「車離れ」「ビール離れ」、最近は「SEX離れ」なんてのもあるそうです。細かいものを上げていけばキリがありませんがこの3つが恐らく三大離れに分類されると私は考えます。
若者離れと言う個の単語にはそれほど意味合いの深いものは存在しません。ただ事実を告げているまでです。しかし若者の当事者である彼らは少なからずその言葉に何らかの嫌悪感を抱くものも少なくありません。

なぜか？
簡単です。お金ですよ。
若者離れを言う時代のお金の価値は質も量もレートが意図的に引き上げられていました。だから散財できるんです。物価よりも金融流通の方が上回っているから出来ることです。物を買えば高騰する時代です。
しかし、若者離れと苦言する世代はその時代のレートで物を発言している者も少なくありません。その本質を見抜いている若者が反発するのです。
そういう事実と一緒くたにして「ビール離れ」が発生します。ビールは飲み会の1杯目の印象が昔より根付いている、言わば上下関係も取っ払った挨拶として認識されてきました。しかし、この挨拶としての見方が多少変化しているのです。挨拶であっても「こんにちわ」から「HELLO」「Guten tag」「ニイ好」数々あるのです。
ただ習慣化された合言葉でなければ仲間意識を図れない鎖国は衰退するまでです。だから変化球である一杯目の甘いカクテルだって「HELLO」かもしれないじゃないですか？梅酒が「ニイ好」かもしれないじゃないですか。

そこで駕酒君です。
駕酒君と先の宇田多君、澤村君、佐藤君。
そして、この演説の最後の登場人物、山田君です

この5人でゴルフに行きました。
ゴルフはしばしば紳士のスポーツとして敷居の高さを博しています。駕酒君はほぼ初心者でした。上手く慣れない言語を話すように、自分にはゴルフが合わなかったんでしょうね。

駕酒君は「もう2度とゴルフはしない」と言いました。
現代の若者はそういう熱すぎて寒い、いや冷静な人種なのです。

だからと言って僕らが「若者離れ」の一言で突き放して良い権利なんて存在しません。
新しいものに触れる時に障害はつき物です。同時に障害がある方がドラマとしてはロマンがあるでしょう？

まぁ駕酒君はどちらかと言うと飲兵衛で車好きな愛煙家なんですけどね。その事はこの際置いておきましょう。

山田君

さて、山田君の話をしましょう。


彼はいい加減な男です。いや、バカなんでしょうね。

まだ結婚はしてませんが、結婚指輪も早々にして失くすでしょう。保証します。
彼にはいち早くロマンを手に入れて欲しいものです。いえ、もう一刻の猶予も御座いません。

まぁ彼はロマンとは恐らく最も掛け離れた男なので愛の囁きなど企てるほど真面目な心は無いでしょう。
せわしない朝。玄関先で彼が振り向いて「ね、結婚しよっか。指輪のサイズ何だっけ？」と一気に言って出かけて行くような不器用さで母性をくすぐるぐらいがお似合いでしょう。

ベタな話をしましょう。灯台下暗しです。
「灯台」は、上に油皿をのせて灯心を立て火をともす、昔の室内照明器具です。その皿状になった光源は真下付近には光が届かず天井および部屋のまわりだけが明るくなったのです。
『遠くへ眼が行き届いているようでも、近くのことは意外によく分からないもんだ』というような意味に使います。岬の灯台とは違います。
もっとも、岬の灯台も直下は明るくなりませんけどね。

さて「仕事と私」と言うフレーズで女性は持ちかけます。
私はこの答えに適切な答えを持ち合わせておりません。
「君に比べたら仕事なんかどうでもいいよ。首になっても全然かまわない。」と言えば良いでしょうか？本心からそう思っていてもいなくても、私はそう答えたことで何故か納得はいかないのです。
「もちろん仕事でしょ。」なんて言って常識論を持ちかけますか？まぁ世間一般では正解でも男と女の間では0点の回答だと不本意ながらも私は思います。
「そんな質問させちゃってごめんね。」これが100点だと言う人もいたりしますが、結局答えではありませんよね？

どちらも大切なものです。仕事が大事なことなんてわかりきってます。それでも我慢できないくらい寂しいから言ってしまうんです。そう私は理解しています。
だからそんな質問する女性もダメだけど、それを言わせてしまった男性も悪いと思います。

その男性が別に山田君だとは言ってませんよ。
ただ、Wiiパーティで揚げ足を取ることにかけては天才的な能力を発揮しました。彼は周りに流されすぎて何も見えなくなるタイプなのでしょう。

所で今現在、山田君は失業中であり目下真っ暗なので仕事と私の選択肢は必然的に一つになるんでしょうね？
ああ、そうか。彼の場合「パチンコと私」でしたね。やっぱり駄目人間です。

澤村君

お次は澤村君です。


彼こそロマンそのものと揶揄しても良い人物です。

ですが、ロマンを知りすぎている故にロマンをクソミソに打ち砕く行動をするのもまた彼です。
彼はよくこう言います。「蟹ちゃ、蟹」

ええ、単語の意味は小学生でも理解できますが、ココでの意味合いは蟹を食す行為に重きを置いてください。
蟹は美味しいですよね？しっとり濃厚で繊細な味わいは老若男女問わず一度は魅了される事でしょう。ああ、アレルギーは知りませんよｗ

でもその蟹を目の前にしてまず野暮ったい解体作業が待ち構えています。そして食した後も廃殻の処理もしなければなりません。
そういう前戯、後戯に難色を浮かべるのがいつも澤村君です。

しかし、彼はこんな事も言っています。
友人の佐藤君が発言した「グダグダも良いけど結局ノープランでいったら大抵失敗するから、ある程度決めていけ」と。
すると澤村君は「あ～あ、お前変わったな。大人になったな。グダグダが面白いんやん」と

先ほどのたとえ話を持ちかけてみましょう。
ココで言う佐藤君の「プラン」を持ちかけることは蟹を食べる行為です。
しかし、その澤村君の発言を批判した「グダグダ」発言。これは何処に当たるでしょう？

そう！解体作業と廃棄処理です。

こういうのを矛盾と言います。
彼の矛盾は今に始まった事では無いですが、オムライス事件はとても有名ですね？

まぁこのように澤村と言う男はあれこれ羨望がありすぎて全てを憎悪にする事にも長けた非常にロマン溢れる男なのです。

これから澤村君を含め、宇田多君、駕酒君、佐藤君は渋滞真っ只中の年始Uターンラッシュに揉まれながらスキー場に向かう訳ですが、澤村君がどういう心情に至ったか？
想像に難くないですね？

ようやくこの演説もクライマックスを迎えます。

佐藤君

最後に佐藤君ですね。

まぁ彼は特にありません。

中身の無い派手に着飾ったピエロです。

なので、最後にクイズをしましょう。
次の問いに答えてください。

問：バトル物の漫画なのになんでこのお姉ちゃんこんなに薄着なの？
問：直接ゲーム性とかストーリー性に関わらないのになんでこんな無駄に描写が凝ってるの？
問：二足歩行なんて非効率極まりないのになんでスーパーロボットはみんな人型をしてるの？
問：構造が弱くなったりコストが増えたりしてメリット無いのに何で変形したり合体したりするの？
問：なんで魔法少女の変身シーンは一旦裸になるの？
問：しかもなんで変形合体変身が終わったら無駄にかっこいいポーズ決めるの？
問：なんで普通に弄ればいいのにあえて魔改造に挑むの？
問：なんで無難な選択肢があるのにわざわざハイリスクな方を選ぶの？

もう、皆さんには優しい問ですよね？そう！
答：ロマンがあるから

10分ちょうどです。みなさん最後までお付き合い頂き、有難う御座いました。
SHOWは終わりです。テントを畳み、ピエロは衣装を脱ぎ、像は檻に入れ、サーカス団は次の町へ移動します。

ごきげんよう

12/31

コンビニ
リップ
キング？スロット
負け
寿司
PSJ
負け
Wii
あにき
駕酒君
ドラッグストア
マリオ
ジョイフル
マリオ
初詣
服あげる約束
澤村君半年振りの先輩LINE電話
カレーまき
雨
大福×５、小吉
カービィ
解散

1/1

ぐるぐる屋
GuGuMagic
宇田多君、山田君合流
澤村君合流
駕酒君合流
赤木カントリークラブ
へたっぴ5人
ゆずる
満喫4人
不満1人
駕酒君、もうゴルフしない宣言
脇田温泉
駕酒君会議
ウィンドウショッピングへ決定
ダイアモンドシティ
ビュッフェにて
財布
手相
Wii2回戦
Wiiパーティ
うそつきのやつ
素材撮影
まさかの15回戦
LINE祭り

1/2

駕酒君むかえ
佐藤君の上着を着る
澤村君むかえ
さ抜きのスノボ
古賀インター入
混む
都市高から流れる
軽くぼやきが入る
小便が近い
盗撮
到着寸前でようやく雪発見
到着
レンタルが結構かかる
4人中3人が亀鶴流入門
ロッカー代も300円とる
とにかく蟹作業を嫌う澤村君
チケット代まさかの5000円
ようやく始める
いきなり上級者コース
1回目は30分かかる
宇田多君がサイズ合わないとかえにいく
初心者コースにて2回目
なんだかんだ楽しむ
終わり
コンビニに軽くよる
駕酒君、澤村君寝る
駕酒君を送り届ける
澤村君を送り届ける
路に行く
その前に宇田多君がゲーム用無線USBを買いたいとYAMADAに浮気
ついでにオートバックスも
路で照る焼き食う
帰る

1/4

宇田多君に澤村君が4000枚出した報告
佐藤君宇田多君も負けじとTAMAYAへ
モンキー、緑、北斗。
北斗で1250枚だして佐藤君5K勝ち
宇田多君20K負け？
MINAカレー
めっちゃチーズ量増えて佐藤君少し残す
コスモスにておじさんの食うお菓子を買う